●少年犯罪者14.8人/1000人当たり この先大丈夫?? ~「平成18年の犯罪」警察庁~ (2007年09月30日)
9月12日 警視庁は「平成18年の犯罪」について、日本国内で発生した犯罪の統計を発表しました。
重要犯罪の推移
犯罪総数は3年連続で減少しており205万件です。そのうち検挙したのは64万件で、検挙率は若干上昇しているものの、31.2%の検挙率が高いとはいえない状況です。殺人、強盗殺人などの重大犯罪は検挙率が60%程度と高い一方、発生件数が多い窃盗犯の検挙率は27%と低い数値にとどまっています。社会の多様化と同じくして、犯罪も多様化してきており多方面に対応せざるを得ないためなのでしょうか。
少年犯罪の検挙者数
また大きな問題として、少年犯罪検挙人員が112,817人おり、1000人当たり14.8人の割合と非常に高く、大人の発生率の2.6倍になっています。精神的に不安定な時期とはいえども、規範意識の低下は大きな要因といえるのではないでしょうか。具体的に着目してみると、検挙者の年齢では16歳、15歳、14歳の順で多く、男女比では男3:女1となっています。犯罪では窃盗罪が一番多く、再犯率が30%を超えており、同じ人間が同じ過ちを犯してしまうという残念な結果でもあります。
国全体では、犯罪の総数は減少傾向にあると統計ではあらわれています。しかし、連日の新聞やニュースに報道される凄惨な事件に接していると、むしろ犯罪が増えているように感じてしまいます。事件の中に、「止むにやまれず・・・」という思いではなく、衝動的にカッとなってというような事件ばかりが目に付いて、殺ばつとした気持ちになってしまうからでしょうか?
■関連記事
教育ニュース】少年警察活動規則の改正に対する意見を募集中 (2007年09月12日)
【教育ニュース】少年犯罪は減少中なれど、不良少年行為と触法少年は増加トレンド 警察庁 (2006年10月11日)
« 任天堂が時価総額ランキング2位に! | トップページへ ヒラメキボって、なぁに?~コクヨのサイト »
最新記事一覧
- 日本人の大人読解力・数的能力は1位 IT活用はOECD平均並み(2013年10月08日)
- 日本人の大人読解力・数的能力は1位 IT活用はOECD平均並み
- 汚れが気になる人向け、「MONO」シリーズから黒色消しゴムが新登場
- きれいな文字が書ける『文字力アップノート』発売~ナカバヤシ
- 教室とeラーニングをシームレスに連携させるシステム タブレット版も登場
- ソフトバンクの選手といっしょに練習できる野球教室 参加者募集中!
- 授業改善に役立つパンフレット『授業アイディア例』を作成~国立教育政策研究所(2013年10月07日)
- 『ジェットストリーム』から操作性、高級感を両立した社会人層向けペンが登場
- 教育用ICT機器は市場拡大の一途、タブレット端末が牽引する見込み
- この秋、東京国立博物館のワークショップで歴史上の「文化」を体験しよう
- クリスマスを外国で過ごせる学生向けホームステイ語学研修
- サッカーキッズ育成「オンライン自主練サービス」の試験運用が開始されています(2013年10月05日)
- 日本人の国語に関する意識や理解の現状について調査~文化庁(2013年10月04日)
- スマートフォンやタブレットを使っていても、やっぱり仕事の相棒は「ノート」
- 日本食文化・川場の食材・自然写真を融合「KAWABA国際自然文化サミット」【10月5日~20日、10月18~20日群馬県川場村】
投稿者 kksblog : 2007年09月30日 18:20